トラウマ?

毎年、夏が来ると・・ 7月になると思い出します。
とっても楽しくて、とっても痛かった、私の忘れられない思い出です。

19の夏、友達Kさんと長野県、信州へ2泊3日の旅に出ました。
Kさん、旅行の手配、全て全部やってくれました。
私は、『ありがとう~、じゃ行こうネ~♪』 ってお気楽なモノです。

前の晩、駅の近くのKさんの家に泊まり、朝早くの出発です。
コレから行く、未踏の地、信州に夢は膨らみ二人はルンルンです。


一日目は松本市内などブラブラ散策し、無事過ぎ行き・・
そして、悪魔の2日目が・・


今日は、蓼科です、
天気は上々、湖の周りを二人の乗り自転車をレンタルしビュンビュンです。
とっても気持ち良かった。
あちこちでパチリパチリ、二人の嬉しそうな顔・・・

近くに牧場があると聞き、
今度は1台ずつの自転車をレンタルし、さぁ、出発~!!

何処までも続く緩やかなカーブの坂道・・
今思えば、かなりの坂道。
心は牧場へ飛び、ハイテンションな二人。
自転車を漕ぐ私もビュンビュンでした。
・・その時までは・・・




うん・・?!
何か・・・ 変・・
自転車・・ ブレーキ効かない? 
もしかして・・???


そうなんです、ブレーキ効かなくなってしまいました。

ハンドルがグニャングニャン、グラングラン・・
操縦不能であります。
大変なコトであります。

私の頭の中はパニック。
Kさんは私より遥か前方を快調に飛ばしてます。

大変だぁ~、こりゃぁ大変だぁ~
私、このままだときっと倒れるぞ・・
えらいコトになるぞ・・

グラングラン・・ グニャリングニャリン・・

妄想はドンドン膨らみ、
そしてとうとう現実に・・・!!
自転車はドッシャ~んと倒れ、
私、思いっきり道端に投げ出されてしまいました。


一瞬、記憶は飛んでます。
気が付くと道に突っ伏している自分・・
フト地面を見る・・ 真っ赤な血がポトポトと垂れている・・
コレッて私の顔から・・?
両腕も思いっきり擦り剥き血が滲んでる・・・

うわわわわぁ~、大変なコトになってるゾ・・ 私の顔・・
想像の中の自分、
鼻が飛んでしまってる・・?

恐る恐る鏡に自分の顔を写して見る・・
上唇の上が切れてる、
両頬も思いっきり擦り剥いてる。


顔面着地しちゃったんだ・・ 


我に返るとヒリヒリピリピリとあちこち痛い。
友達が血相変えて飛んで来る。
私の顔を見て、尚更ビックリ!!

レンタルした自転車の店に連絡を入れ、軽トラが迎えに来る。
壊れた自転車を荷台に積み、一路、病院へ・・

私、コノ病院へ一歩足を踏み入れた時の待合室の状況、
生涯忘れられません。

自動ドアがサァ~ッと開く、
私入る、 
みんなの視線一瞬固まる、
ギョッとして固まる・・
好奇の視線集中・・

顔のアチコチに大きなバンソコウ。
両腕にもバッチリ包帯姿。
私はまるで歩くフランケンシュタイン。
恥ずかしい・・
恥ずかし過ぎる・・

Kさんに無理を言い、マスクを買って来て貰う。
でっかい、でっかいマスクでした。
コレでまずは顔は隠れた・・
でも、コノ姿のまま後1泊の旅行は無理・・
とっても無理・・
残念・・
ごめんネ、Kさん、私のせいで・・

とぼとぼと沈んだ気持で帰る列車の車中。
私は周りの好奇な視線と必死に戦う。
言葉に出さなくても私には解る。

『何で・・?』
『夏にマスクに包帯姿・・?』

うぅぅぅ~、早く、一刻も早く家に帰りたいよぉぉぉ~~~

暗闇に覆われる夜、
私、家に到着しました、
やっと、家に帰りました。

突然帰って来た私を出迎えた母と祖母の顔・・
今でもハッキリ覚えています。
ハトが豆鉄砲を食らった時の顔・・
まさにそんな顔をしてました。

そりゃぁそうでしょうとも・・
真夏に、顔にはでっかい大きなマスクをし、
両腕にはグルグルと包帯を巻き、
意気消沈して帰って来た娘を見たのですから。


後日談です。
その後、何日も傷の消毒の為、病院に通いました。
そして上唇、何だか触ると固いモノがある。
オカシイ・・ 妙・・?
レントゲンで調べたら、
なんと、白いモノが写ってた。

その正体、実は私の八重歯の先っぽ。
こけた拍子に顔面打ち付け、
おまけに歯がポキリと折れ、
ご丁寧に口の裏側から上唇に侵入した模様・・

手術しました、部分麻酔して。


忘れられない、忘れるコトの出来ない思い出。
あれから私、坂道で自転車に乗るコトが恐怖です。
トラウマです、ちょっとした・・
いえ、かなりのトラウマです。
悲惨だけど、何故か笑えるでしょ、コノ話。
ドジな私の話です。 ^。^;\
[PR]
by sakura39-39 | 2005-07-04 11:25 | そういえば**


<< スリルを楽しむ イメージ >>