萌木色のおもひで

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『 行こうよぉ~、行こうよぉ~ 』
また始まりました、さくらのお決まりの言葉・・

夕闇が迫り、外はとっぷりと暗くなると母にねだります。

腕にはしっかり自分の体程ある人形を抱え、
オムツの外れないぷっくりと大きなお尻、
母の顔を見上げ、

『 行こうよぉ~、外へ行こうよぉ~、何処か行こうよぉ~ 』

でも、今日のウメコは絶対聞き入れない。
聞く耳を持ちません。
強硬手段に出る決意。

『 そんなに外がいいなら一人で遊んで来なさい!! 』

ピシャリと言い放ち、さくらを家の外に追い出すウメコ。
家の戸を全部閉め、外は真っ暗闇。
暗黒の世界にポツンと取り残されたさくら・・

呆気にとられ、涙が溢れます。
いつもの優しい母は何処にも居ない。

『 ウァ~~~ワァ~~~ン・・・ 』
『 開けてよぉ~~~ !! 』   
『 かっかぁ~~~!! かっかぁ~~~!! 』

ドンドンドンドン・・・・・!!
ドンドンドンドン・・・・・!!

涙と鼻水でグチャグチャになった顔・・・
泣いても叫んでもいがっても、母は聞いてはくれない。

ヒック、ヒック、ヒック・・・

何度も何度も叫ぶ・・
家の明かりがスゥ―ッと庭に差しました。

母の恐い顔。
見たコトも無い恐い顔・・

『 もう、わかった? もう行こうって絶対言わない? 』
『 う・・ん・・ わか・・・っ・・たぁ・・ も・・・う・・言わな・・いぃぃ・・・ 』

しゃくりあげながら答えるさくら・・
やっと家の中に・・

それからのさくら、
2度と言いません、
夜になると外に出たいなどと・・
口が裂けても言いません。
いい子になりました。
コノ件に関しては、
いい子になりました。


これは私の実話です。
母は仮名、ウメコ。
そして、コノ時、実は第三者が居ました、父の友達が・・
ウメコに言いました。

『 ウメちゃん、かっかぁ~は止めなさせなさいよぉ~、かっかぁは・・ 』

当時、私3歳くらい。
どうやら、『 かっかぁ 』 『 とっとぉ 』 と言ってた。

母に聞くと、
言いやすい言葉だったのでは? と、サラッと・・

今の私には想像も出来ない言葉・・   (苦笑

田舎の子丸出しです。
まぁ、田舎の子ですが・・ 私。

忘れられない、光景。
そして好きな色、萌木色。


ちっちゃな頃の私のおもひで・・・
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by sakura39-39 | 2005-07-08 00:57 |


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