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ブラック?


読書の秋。
私の読書は乱読。
気に入れば何でも読む。
だからかなり妙な本も家には・・ ^^


ゴソゴソと古い本を漁ってたら面白い本が出てきました。
題して、
〝黒いユーモアの名作〟ダイジェスト



宮沢賢治の 『注文の多い料理店』 より



狩りに来た二人の男が道を迷い、腹をぺこぺこに減らして山を歩いていると、
思いもかけず、 「西洋料理店、山猫軒」 という看板が目にとまった。

大喜びで中に入れば、
「当店は注文の多い料理店ですからご承知ください」 とある。

二人はこんな山の奥にありながら注文が多いなんて、よほど良い店なんだと思う。
もう少し中に入ると、

「髪をとかせ」「靴のドロを取れ」「鉄砲と弾丸を置け」「金属類の装身具は全部外せ」
と次々にうるさい注文が出る。

二人は適当な理屈をつけながらどんどん進んで行くが、今度は、

「顔や手足にミルク・クリームを塗れ」「酢をかけろ」「塩をもみこめ」とあって、
料理をされるのは自分達であることにようやく気付く。




怖いですネ・・
恐ろしいですネ・・


私は恥ずかしながら、まだコノ本をちゃんと読んだコトがありません。
今度、読んでみよぉ~と。


文学作品の中にもこんなブラックなモノがあるなんて。
この後、

夏目漱石 『夢十夜』 第三夜
ラフカデオ・ハーン 『はかりごと』
中島敦 『狐憑』
芥川龍之介 『好色』
アルベール・カミュ 『誤解』
ギィ・ド・モーパッサン 『宝石』
エドガー・アラン・ポー 『赤い死の仮面』

              などが紹介されてました。


後、これはブラックではないけど、
芥川龍之介の 『蜘蛛の糸』 『藪の中』 とか好きです。



まだまだ探せばいろいろありそうですネ。



今まで読んだ本で何か面白いモノありましたか?

ブラック?_d0023066_110128.jpg
by sakura39-39 | 2005-10-13 01:35 | ユニーク


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