私は、大きな声では言えませんが、
イタズラが大好きです。
小さな頃から結構ちょこちょこやってました、イタズラを・・
大人になるまでの一番の被害者は私の母かもしれません。
母は私の友達の様な存在でしたから。
でも、今でもこれは少し度が過ぎたと反省しているイタズラがあります。
中学の頃、親友の女の子が、〝蛾〟が大の苦手というのを知りました。
綺麗な箱に、学校で捕まえた特大の〝蛾〟を入れ、丁寧にリボンをかけ、
『はい、これプレゼントだよ!!』 って渡しました。
『へぇ~、何だろ~、ありがとう~~~♪』 とっても喜んで・・
でも、箱の中身が分かった途端、
『ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーー!!!!!!』
放課後の人気の無い教室はおろか廊下まで響き渡る異様な悲鳴・・
『・・・・・・・』 ヤバイ・・・・・ 大汗・・
その普通じゃない声を聞きつけて、担任の教師がすっ飛んで来ました。
『どうしたんならっ!!』 って血相を変えて。
私、本当に小さくなりながら事情を説明しました。
こんな事になるなんて、思っても居ない事態に発展してしまったとひたすら小さくなりながら・・
私の話に教師は、半ば苦笑いしながら納得してくれました。
ハァ・・ 良かったぁ・・
親友には謝りました、もちろん。
あまりの反応の良さ(?)に、少し(?)反省した私でありました。
この記憶、未だに彼女はハッキリと覚えているそうです。
結婚してからはロバガメが私の標的になりました。
トイレからスッキリとした顔をして出てくるのを待ち構え、『ワッ!!』 と脅かす。
その時の驚いた顔・・・ モノスゴク反応がいいのです。
寝ている足の指に生えている数本の毛を眺めていたら無性に抜きたくなる。
1本だけ毛抜きで抜いてみる・・
やっぱり痛いんでしょうね、一瞬で飛び起きます、やはり・・
寝顔を眺めてると、無性に鼻の入り口に〝ウナコーワ・クール〟を塗りたくなる。
飛び起きますね、やはり・・
もちろんモノスゴク怒られます。
でも、その反応の良さに、止められないものがあるんですね。
そういえば最近はやってません、イタズラを・・
ロバガメも悲劇ですね、こんなバカな妻の相手をするなんて・・